宮古島支部の指笛到達距離記録会
26日(日曜)午前7時から宮古島市下地の来間大橋(くりまおおはし=1,690m)で行われた指笛王国宮古島支部主催の「指笛到達距離記録会」には、11名(内女性1人)が参加しました。
そのうち指笛を吹いてチャレンジしたのは6人で、他のメンバーは、記録係、聞き取る係などを務めました。
左から、上地、真壁、国仲、洲鎌玄勇、佐渡山さん
この日の宮古島は晴れ。風速も2~2.5メートルで穏やかでした。日の出の7時2分に合わせて集合したみなさんが揃ったところで実施要領などを記載した文書を配付して開始式。
支部役員の垣花泉吉さんの司会で、下地正彦副支部長が挨拶し「与那覇支部長は県民体育大会のため那覇に行っていますので、代わって挨拶します。
指笛は緊急時の合図などとしても活用されており普及に力を入れたい。道具も要らず、指と身体で鳴らせるので便利です。初めての記録会ですが、よろしくお願いします」とのべました。
次に、前日夜の結婚披露宴のために里帰りしていた垣花国王が挨拶するとともに到達距離の測定の方法などについて説明しました。
気象条件などの測定、確認などのあと、宮古島側の起点の組と、来間島に向けて橋を進む組の2組に分かれて到達距離の測定に移りました。
洲鎌忍さん
測定は7時42分、0.6キロメートルから始め、
7時47分、0.8キロメートル、
7時55分、0.9キロメートル
8時10分~16分、1.0キロメートル
と、徐々にクリアーしていきました。
そこまでは、双方とも到達していることが確認できました。
8時ごろからは、観光バスや自動車の交通量が増えたため、その通過を待つなどして、タイミングをはかりながら吹き鳴らしました。
8時22分1.1キロメートルまでは、宮古島側から吹く音も、橋の中央付近から吹く音も聞こえました。
左から、洲鎌玄勇、佐渡山、下地(副支部長)さん
しかし、8時35分~40分、1.15キロメートルになると宮古島側からの音は聞こえましたが、橋の頂上を越えた来間島側からの音は聞こえませんでした。
8時45分~55分、2.2キロメートルでは双方からの音も聞こえまなくなりました。
その結果、この日の記録会での最長到達距離は8時40分、南東の風2.5メートル、湿度72%、気温27℃の条件下における1.15キロメートルとなりました。
(1キロメートルからは、50メートルおきに印しをして測定する方法を取りました)。この記録は垣花国王でした。
9時過ぎからは、閉会式が行われ、記録を確認し、感想などを出し合い、垣花国王がメロディー指笛も紹介し、記念撮影をして全ての日程を終わりました。
吹き鳴らしたみなさんには、国王から王国のロゴマーク入りの特製タオルが贈られました。また、参加者全員に講習会で使用している指笛の吹き方のテキストを差し上げました。
海側で測定したグループから出された感想では、1.1キロ付近は、橋が上り坂の頂上を越えているため、その勾配に音の到達が妨げられているのではないかと思われるということでした。また、吹き鳴らしたみなさんからは「思い切り吹き鳴らすので、頭がクラクラした」とか、「腹筋をかなり使うことがわかった」などの声も聞かれました。
なお、この記録会については、前日の宮古毎日新聞と、宮古新報紙上で告知記事が掲載され、当日は宮古テレビが取材に訪れていました。
閉会式のあとハイポーズ、 左端は垣花国王
参加されたみなさん、大変お疲れ様でした。
なお、垣花国王は、昼過ぎの飛行機で沖縄本島に戻り、卓球の選手として出場し、試合を終えていた与那覇健一宮古島支部長と会い、記録会の模様を伝えながら、今後の支部の活動の活性化などに向けて歓談しました。
与那覇支部長は、「那覇に来てからも気になって、昨夜も知人にぜひ参加するように電話をしたよ」と話し、記録会が無事終わったことに安堵していました。
宮古島支部のみなさん、これからも創意工夫して楽しく活動してください。
(垣花記)