ハーモニーセンターまつり、演奏と交流楽しむ

編集室

2017年08月28日 15:13

14の利用者団体が参加
講演会「沖縄のしきたり、歳時記」で学習
指笛王国、エイサー・カチャーシーでも盛り上げる

平成29年度 ハーモニーセンターまつりが26日(土)午前10時15分から午後2時半過ぎまで、浦添市男女共同参画推進ハーモニーセンターの1階ホールで開かれました。

この催しは、同センターを拠点に活動している団体が、日頃の活動の成果などを市民にアピールするとともに、使用者団体相互の交流を深めるために毎年開かれていいます。
主催は同センター利用者団体連絡協議会(仲西郁代会長)、共催が同センター(知名美好所長)。

この日は、同センターの利用者団体に登録している14の団体が、展示部門と舞台部門に分かれて発表したほか、2階の団体交流室では浦添市婦人連合会による軽食等のパザーも昼食時間に開設され、利用者に喜ばれ、和やかな雰囲気が広がりました。

10時15分から始まったオープニングセレモニーでは、司会を指笛王国の垣花国王(利用者団体連絡協事務局長)が担当し、浦添市民音頭を12人の利用者団体代表が踊って開幕。その後主催者と共催者の挨拶がありました。

第1部の講演会では、「沖縄のしきたり、歳時記~盆の行事と供えもの~」と題して、稲福政斉氏(沖縄国際大学総合文化学部非常勤講師)が、沖縄の年中行事から、お盆にまつわる各地のしきたりや、その背景など、興味深い話をユーモアを交えて話しました。終了後の質問もたくさん出され、稲福氏が丁寧に答えていました。稲福氏は、「沖縄では旧盆が一般的に行われていますが、そのしきたりは、中国から本土へ伝わり、沖縄にもたらされたものです。そのため沖縄では本土の様式と沖縄独特のものが一つになった形で供え物の飾り付けなどがおこなわれています」などと説明していました。旧盆を間近に控え、参加者はメモを取るなどして学習していました。

午後1時から舞台で開かれた発表会では、琴伝流大正琴サウンドあい、手話ダンスサークルさくらんぼ、女性コーラスホルトうらそえ、浦添市更生保護女性会、指笛王国おきなわ、浦添市舜天雅(しゅんてんみやび)エイサー団、以上7団体が演奏、舞踊などを披露し、客席から大きな拍手をあびました。

指笛王国おきなわは、メンバー13人が参加し、12人で演奏。指笛の全体合奏、小編成、独奏などで5曲を披露しました。
参加者は、伊志嶺、糸数、垣花、桐原、金城(信)、金城(久)、島袋、澤岻、仲座、林、真喜志、松井、松田(敬称略)。
また、他の団体の踊りやエイサー、最古の前任によるカチャーシーでは囃子の指笛を吹き鳴らし、雰囲気を大いに盛り上げました。
舞台裏の係にも3人がかかわったほか、終了後の懇親会にも9人が参加して楽しむとともに交流を深め有意義なまつりとなりました。

初の「手話ダンスと指笛のコラボ」


この日の指笛演奏の最後5曲目の「ふるさと」では、手話ダンスサークルさくらんぼの皆さんが指笛演奏に合わせて「手話ダンス」を披露し、初めてのコラボレーションが実現し、大きな拍手に包まれました。

指笛王国の演奏曲は次の通りでした。
1 「クワイ河マーチ」(全員合奏)
2「旅の夜風」(1番:伊志嶺、2番:垣花、3番:全員)
3「リンゴの唄」(1番:桐原、2番:糸数、仲座、林、 3番~4番:全員
4「童神」(1番:島袋、 2番:金城(信))
5「故郷」(全員)。舞台の後方で演奏し、その前で手話ダンスサークルさくらんぼの皆さんが素敵な手話ダンスを披露しました。


まつりのプログラム





講演「沖縄のしきたり、歳時記~盆の行事と供えもの~」(講師は稲福政斉氏=沖縄国際大学総合文化部非常勤講師)




講演紹介



指笛王国おきなわの舞台は「クワイ河マーチ」の合奏で始まりました。




「旅の夜風」の1番を独奏する88歳の伊志嶺副国王。







「リンゴの唄」の1番を独奏する桐原さん。盲導犬ルートくんはわれ関せずと寝そべっています。



「リンゴの唄」の2番は、左から糸数、林、仲座の3人で合奏。3番、4番は全員で合奏しました。



「童神」の1番を独奏する島袋さん。



「童神」の2番を独奏する金城(信)さん。


指笛王国おきなわと手話ダンスサークルさくらんぼの初のコラボで「ふるさと」の演奏と手話ダンス。



旧盆には15の集落を「道じゅねー」する計画だという浦添市内では有名な「舜天雅エイサー団」の演舞




まつりの締めくくりは客席も一体となってカチャーシー。王国メンバーは踊ったり、指笛吹いたりと盛り上げました。























1階ホールの片付けなどを終えて、2階の研修室では恒例の交流会が開かれました。乾杯の音頭を王国の澤岻外務大臣がとりました。



ハーモニーセンターの知名所長や職員も参加しあいさつしたほか、各団体の代表による活動の紹介などもあり、交流を深めました。
指笛王国からは9人のメンバーが参加し、糸数内務大臣(事務局長)があいさつしました。


皆さん、お疲れ様でした。



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