2006年05月19日

波照間の水難事故、指笛連絡で1人は救助

「波照間島の水難事故、指笛連絡で1人は救助」

17日午後、
竹富町の波照間島に修学旅行に来ていた横浜市立鶴見工業高校の生徒
3人が高波にさらわれ、1人は救助されましたが、1人は死亡、1人は行方不明という
悲しいニュースがありました。

ところで、18日の『琉球新報』朝刊の記事のなかで、救助された1人について、指
笛が大きな役割を果たした内容が掲載されています



その指笛に関する部分の記事の内容は、次のとおりです。

生徒を救助し、波照間港の離島桟橋まで搬送した第一発見者の農業大嶺高安さん(5
8)は「大声で助けを求める声がはっきりと聞こえた。その人の奥に、黒っぽい頭が
波に見え隠れしていた」と話す。近くの漁船にいた、いとこの玉城昭さん=ダイビン
グインストラクター=に指笛で状況を知らせ、浜から約百五十メートル、リーフの外
約五十メートルの現場に行き、竿を伸ばし、一人を引き上げた。「海の底が見えず、
残りの二人は見つからなかった」と声を詰まらせた。

台風1号が向きを変えて台湾、与那国島方面に接近しつつある中での悲しい事故でし
たが、大嶺さんが吹き鳴らした指笛が、緊急事態で一人の命を救う重要な連絡手段と
なったことは注目されます。

指笛の普及に取り組んでいる私たちにとっても、改めて教訓を示しています。


下記はその琉球新報の新聞紙面、「指笛」と出ています


波照間の水難事故、指笛連絡で1人は救助

波照間の水難事故、指笛連絡で1人は救助



Posted by 編集室 at 08:38│Comments(0)
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水難救助隊の仕事【東京消防庁を目指す!!消防官への道】【東京消防庁を目指す!!消防官への道】at 2006年12月06日 12:55
 
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